結核菌に関連する検査には、痰の検査のほか、ツベルクリン反応、血液検査、レントゲン検査など様々な方法がありますが、
痰を用いて行う検査が一般的です。痰を用いて行う検査には、採取した喀痰を顕微鏡で確認し、
どのくらいの数の結核菌が存在するのかを確認する抗酸菌塗抹検査や、
痰を培地で培養することで結核菌が発育してくるかを確認する抗酸菌培養検査などがあります。
・2週間以上、せきが持続している方
・胸部レントゲンで異常を指摘され、結核の検査が必要と判断された方
・結核と診断された方との接触歴をもつ方
・就業に際して、結核菌の検査を受けるように言われた方
・海外での留学や研修などに際して確認を求められた方
塗抹検査であれば3~4日で結果が判明します。その他の検査に関しても、培養検査を除き、おおむね1週間以内に結果が判明します。
(培養検査は結果まで4~8週程度お時間がかかります)
抗酸菌塗抹検査
抗酸菌培養検査
核酸増幅検査(PCR法)
結核菌に対する細胞性免疫の有無を確認する検査
(ツベルクリン反応、クォンティフェロンTbゴールドプラス(QFT-Plus)、T-spot)
胸部単純レントゲン
検査の結果、結核菌の感染が疑われた場合には、専門の医療機関に連絡を取り、適切に治療を受けていただけますので、ご安心ください。